ハゲの原因といえば、「遺伝」が連想されますよね。
確かに、母親から受け継ぐX染色体にはアンドロゲンレセプターという薄毛遺伝子が含まれていることがあり、母親やその祖父母に薄毛の人がいれば、将来的にハゲてしまう可能性はあります。しかし、薄毛の原因は遺伝だけではないのです。
「自分がハゲやすいのか、ハゲにくいのか知りたい」
「頭皮に良い生活習慣を心掛けたい」
そのような方も多いのではないかと思います。
そこで当記事では、薄毛になりやすい人の特徴をご紹介いたしますので、自分が当てはまるかどうかチェックしてみてくださいね。
真面目な人、神経質な人
真面目な人、神経質な人は、通常よりもハゲやすいと言ってよいかもしれません。
人間は、強いストレスを受けると血管が収縮し血流が悪くなります。血液は頭皮に栄養を運びますが、その流れが悪くなると、頭皮に栄養が行き渡らず、ハゲの原因となってしまうのです。
真面目な人や神経質な人は、そうでない人に比べて小さなことが気になったり、強いこだわりを持っていたりしますから、人よりストレスを感じやすいと言えるでしょう。
したがって真面目な人、神経質な人は比較的ハゲやすいと考えられるのです。
睡眠不足の人
睡眠不足の人も、どちらかといえばハゲやすいと言えるでしょう。
睡眠時間が短いのはもちろん、眠る前にパソコンやスマホをいじる人も要注意です。
パソコンやスマホをいじると脳は活動的なままです。その状態で眠っても脳が休まらず、成長ホルモンが分泌されにくくなってしまいます。
成長ホルモンによって髪は育っていくわけですから、その分泌が滞ると、毛のもとである毛母細胞の分裂が活性化せず、髪が成長しにくい状態になってしまうのです。
それほど神経質になる必要はありませんが、質の良い睡眠を心掛けると、ハゲの予防になりますよ。
喫煙、飲酒をする人
喫煙や飲酒をする人も「ほどほど」にしないと、それはハゲの原因になってしまいます。
たとえば煙草に含まれるニコチンは、血管を収縮させる働きを持ちます。それによって血流が悪くなり、毛根に栄養が行き渡らなくなります。また、喫煙はストレスにも繋がりますので、注意が必要です。
過度の飲酒もまた、ハゲの原因となります。
アルコールは肝臓でアセトアルデヒドという物質に変換されるのですが、これには毒性がありまして、無害化するのに大量のアミノ酸、ビタミンを消費します。それによって、他の部分に運ばれる栄養の量が減ってしまうのです。
過度の飲酒はただでさえ胃や肝臓に悪いのに、ハゲの原因にもなってしまうのですから、気を付けなくてはなりませんね。
医学的には適度の飲酒はむしろ体にいいとされていますから、飲みすぎには注意して、楽しくお酒を飲みたいところです。
脂っこい食事が好きな人
脂っこい食事が好きな人も要注意です。
脂っこい食事ばかりしていると、皮脂の分泌が過剰になってしまいます。これが毛穴に詰まることがハゲの原因となるのです。
脂っこいものは確かに美味しいのですが、飲酒や喫煙と同様に、ほどほどにしたほうがよさそうです。
1日に何度も髪を洗う人
1日に何度も髪を洗う人も、どちらかといえばハゲやすいと言えるでしょう。
頭を全然洗わないのは当然ダメですが、洗いすぎるのも考え物です。なぜかというと、頭の皮脂が必要以上に洗い流されてしまうからです。
皮脂には頭皮の保護をするという役割を担ってもいます。完全に頭皮を露出させてしまうと、たとえば汚いものが頭皮に直接触れてしまったり、紫外線に焼かれたりしてしまいますから、必要以上に頭を洗うのは控えましょう。
加えて、シャンプーの種類や、お風呂を上がったあとのヘアケアにも気を付けてください。
たとえば市販のシャンプーには、硫酸系の洗浄剤(ラウリル硫酸Na、ラウレス硫酸Naなど)が含まれており、これは洗浄力が強すぎます。
また、お風呂を上がったあとに髪を乾かさずに放置するのも、頭皮に良くありません。湿ったままにしておくと菌が繁殖してしまい、これがハゲの原因となりうるのです。
お風呂を上がったあとは必ず、ドライヤーで髪を乾かすようにしましょう。ちなみに育毛剤をつけるのは乾かしたあとです。
ハゲやすい人の特徴まとめ
以上、薄毛になりやすい人の特徴をご紹介いたしました。あなたはいくつ当てはまったでしょうか?
薄毛や抜け毛を予防・改善するには、プロペシアなどの薬や育毛剤を使うのも良いのですが、体の内側から根本的に解決する努力も必要です。
たまには息抜きをしてストレスを溜めないようにする、食生活を改め、頭皮に良くないことをやめ、毎日たっぷり眠る。このようにすることが、ハゲの予防や改善に繋がるんですね。
みなさんもぜひ、お試しください。